わかるなあ
| 写真 | 商品名 |
![]() | ブルーバック |
地球には、今、確かに異常が起こっている。その場所にいるはずのない生き物が現れたり、大量に発生したり、または大量に死んだり、絶滅したり・・・
人間が営みをはじめてまだ間もないというのに、何億年もかけて育まれた美しい地球の生命は、今、確かに危機に立たされている。
環境保護の知識は使い古されて、どれも陳腐で人の心に響かない。
それが、この小説に登場するブルーバックという大きな、やさしい、もの言わぬ魚を通して見て見るとどうだろう。そのしずかな視線は心に突き刺さる。人間を責めることも無く、ありのままを受け入れて生きながらえてきた大きな魚。その存在感は大変に重たい。
主人公の少年は、たくましい母と大きな魚に包まれてのびのびと大きくなった。彼は成長し、一旦は学者として世界を飛び回り故郷を離れる。しかし、また故郷へ戻ってくる。頭でっかちに環境保護を考えるのじゃない。その土地に住み、その土地のものを食べ、その土地の生き物と共に生きる。それこそが、本当に心から環境をまもるということなのかもしれない。
現代の子どもたちに是非一読してもらい、この本を通して、使い古された、ありきたりな知識ではあらわされない、生きた自然を心に感じて欲しい。
引用元:わかるなあ
