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素人のプチ有名人化がウケるのか。


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あいのり―恋愛観察バラエティー (8)
人気番組あいのりの軌跡を綴った本。あの限られたメンバーのなかで恋愛をするとかかなり不健康な感じがしないでもないが十代を中心にながい人気を得ている。特に今回は番組内でのコメントや帰国後のメンバーの話し合いなど詳しくなっている。疑似体験し恋愛もお手軽パッケージがウケるみたいだが現実逃避もほどほどに。
引用元:素人のプチ有名人化がウケるのか。
若者が陥る自分探しという「病」の症例を丁寧に集めたもの。自分探しには外向きなものと内向きなものがあるとし、引退し旅に出たサッカーの中田英寿やK-1の須藤元気、TV番組「あいのり」に出演する若者、自己啓発セミナー、高橋歩、猿岩石、イラク日本人人質事件、などの豊富な例でそれを説明している。また、就職活動や進路指導、スピリチュアル、ニューエージーやハウツー本の体裁をした自己啓発本などの形で「自分探し」が広く社会に受容されていることを示した。そして「自分探し」のルーツと過去を振り返りつつ、現在それがさらに増え続けている理由を説明しようとしている。

第一章「世界に飛び出す日本の自分探し」、第二章「フリーターの自分探し」は豊富な例を用いて「自分探し」の諸相を浮き彫りにすることに成功している。しかし、第三章「自分探しが食い物にされる社会」は取材不足なのかいくつかの例を挙げただけで量的にも物足りなく、深みを持った問題提起には至らない。第四章「なぜ自分探しが止まらないのか?」では他の章に入れることが出来なかったいくつかの事柄を加えてこの本で述べた事をもう一度振り返るのみで、なぜ止まらないか?の仮説の構築は出来ていない感がある。

「自分探し」をしている自分自身に立ち向かおうとしている著者の姿勢は評価するが、著者はこの作品で自分探しの罠にはまらないための方策を述べてることは出来ていない。「自分探しがとまらない」若者達の人物像を描くことも出来なかったが、しかし、彼らのデータを集め提示した部分は秀逸であり本書の価値はそこにある。
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